例年通り、夏休みの期間は大学生のインターンシップを受け入れています!
今年は熊本大学の工学部建築学科3年生で、林田宜久(ハヤシダ タカヒサ)君と、秦彩子(ハタ アヤコ)さんの2名です。
林田クンには水俣市で着工する住宅の模型、秦さんには熊本市のマンションリフォームの模型を担当してもらってます。
まぁ、ウチは建築設計事務所なので、模型制作は当然のことです…
でも学生時代にはそれ以上に「建築と社会の接点を体感する」ことがとても大事だと思います。
(建築は感性やテクニックのみで語れる世界ではない、と私は思いますので…)
私が玉名市の「NPO高瀬蔵」で活動している関係上、否が応でも毎年玉名市へ学生を強制連行だっ!
高瀬商店街の外灯計画の見直しとして、ただ道路をギンギンに明るく照らすのではなく、足元や建物に柔らかい光を当てる照明計画にしようという構想があり、そのプロトタイプ制作を学生を交えて行いました!
指導してくれたのは玉名市在住の建築家、村田明彦氏。
この「蛇の目傘を逆さにしたような木格子」の中に照明を仕込み、格子の間から漏れる柔らかい光で商店街通りの夜景を演出する計画です。
ただ照度は現在の外灯より落ちるでしょうから、実際にライトをこの木格子に組み込み、住民の方々に確認して頂く予定。
今回は試作品なので1基だけですが、住民の賛同が得られればこの通りに30基設置の予定です。
(熊本県の県産木材振興の補助金を使います)
社会人になると、なかなかこういう自発的な活動は難しくなるでしょう。
だからこそ学生時代にぜひ、経験しておいてほしいと思います!!