使われなくなったビルの一室を、ゲストルームとして再生するプロジェクト。改修前は物置として使われていた部屋でした。リフォーム後の部屋に個別のバスルームはなく、ゲストルーム内に直接バスタブを設置しています。脱衣室もシャワーも洗い場もありません。この浴槽は体を洗うためのものではなく、のんびりお湯につかって窓越しに空を眺めたり、本を読んだりと・・・リラクゼーションを目的としたものなのです。クライアントは建材の臭いに敏感な方でしたので、材料の選定や工法には気を使いました。 工事完了後も入居までに3週間の換気をおこなうことで、満足していただける部屋になりました。