月田の舎

2008年 熊本県玉名市 木造平屋建 延床面積:146.7m2(44.4坪)

この緑豊かな建設地は、過去の大雨で菊池川の堤防が決壊し、床上浸水した経緯があります。 そこで今回の新築にあたって、まず建物が建つ部分を1.2m盛り土する家として計画しました。 南側の庭は既存のままなので、新築の家からは見下ろす庭となっています。居間からは「庭(近景)→田園風景(中景)→山(遠景)」と連続する自然を体感できるのです。普段の生活が豊かな自然環境の中にあるというのは、町に住むものにとって羨ましい限り・・・ 周囲の環境に合わせた建築計画と、極力自然な材料を活かすことで、風土に根ざした住まいができました。